生(なま)・・・、性欲にもっとも訴えかける文字。

事実、気持ち良さも最高の行為。

しかし、それは、性病(性感染症=STD)に感染する可能性の高い行為。

相手が感染者だったとしても100パーセント感染ではない。

しかし、それは、ただ運がよかっただけで、極めて危険な行為。

風邪なら、体力と抵抗力があれば跳ね除けてしまう。それが性病なら・・・

以下は、その行為について戒める提言である。


みみず千匹」という格言?をご存知でしょうか。
女性の膣内を指して、いわゆる名器(最高の気持ちよさ?)とされています。
この格言を基に少し考えてみましょう。
みみずにもいろいろあります。糸のように細い「糸みみず」から、釣りをされるならお分かりと思いますが普通のみみず、そして小指の太さ位ある「大みみず」(地域により呼称が違う)など、各種生息しています。
もう十年以上前になります。その頃パソコンゲームに凝っていた私は、雑誌で日本ファルコムのイースの広告を見ました。他社に先駆けてイメージキャラクターとしてアイドルを起用した、斬新なPRをしていました。アイドルオタクではありませんでしたから名前は覚えていませんが、かわいい子だったことを覚えています。
そのアイドルが、レポーターとして出演しているバラエティ番組を見ました。天然うなぎを採りに行く内容で、ジンドウ(木で作った細長い箱の中にみみずを入れ川に沈めておくと、餌に導かれ入ってきたうなぎが出られなくなる漁具)を仕掛けるシーン。
餌になるみみずは小指の太さはある大みみず。しかもバケツの中にいっぱい!釣りをする私でも、画面一杯に映された、絡み合いうごめくみみずの塊を見て、「気持ち悪っ」て思ってしまう気持ち悪さ。
そのアイドルに餌を入れさせようとしてるんだけど、「アイドルだし、キャアキャア言って、しないだろうな」と思っていたら、バケツに素手を突っ込み鷲づかみ!取り出した指の間からみみずがもがいて落ちるくらいの量を握ってる!!!さすがの私も驚き、「度胸のあるアイドルだ!」と、感心したものです。
改めて想像してみて下さい。みみずが大量に入ったバケツの中に、素手を突っ込んだとしたら・・・。みみず同士が絡み合い、はいずり周るみみずのウネリ、そして体液のヌメリ。全てが直接、手のひら、手の甲、指から伝わります。それは絶えがたい気持ち悪さであり苦痛でしょう。
ここで最初の「みみず千匹」の格言を思い出し、これが膣内だと目を閉じて想像してみて下さい。・・・さっきまで気持ち悪く思われた行為が、さぞ気持ちのいいことのように想像できるのではないでしょうか。
話を戻して、やっぱり気持ち悪いし洗濯用ゴム手袋を付けて突っ込んでみたらどうでしょう。恐らく絡み合うみみずのウネリもヌメリも全く感じられないことでしょう。
しかし手袋を、医療用ゴム手袋にしてみたらどうでしょう。指紋まで見える薄いゴム手袋で、バケツ一杯のみみずの中に手を突っ込んだら・・・。素手と同じくらいの感触が伝わってくることを想像できるでしょう。これをスキン(コンドーム)に置き換えてみてください。
そしてもう一つ大事な事!沢山のみみずの中に病原菌がいたとしたら・・・。素手で突っ込んでも、その後ていねいに洗ってしまえば感染しない可能性もあります。しかし、それは触れた部分に傷などの外傷が無かった場合。もし目に見えない傷があったとしたら・・・。
これを性行為として考えてみて下さい。みみずの入ったバケツではなく膣に、素手ではなくペニスを、一度ではなく何度も抜き差しを繰り返したとしたら。ペニスにしても膣にしても、人間の外皮の中で極めて薄い皮膚です(膣の場合は内皮になりますが)。どちらかに性病があったら・・・、どちらかに傷があったら・・・。
可能性や確率を考えることがいかに愚かな事か容易に行き着く結論ではないでしょうか。
感染の可能性を回避し、気持ちよく性交するために考案されたのがスキン。そう考えることができたなら、お互いのためにスキンを使うことがいかに大切なことか、ご理解いただけるのではないかと確信いたします。
基本は妊娠を回避する方法として考案されたスキンが、今は人類を救う物として普及していることに心から感謝します。
アーメン。仏教はナンマイダ?神道は各宗派にのっとって祈りましょう!?